セガが新体制を発表！　里見治氏が代表取締役社長CEO兼COOに

●現社長の小口氏は副社長に
　
　2007年6月13日、セガは臨時取締役会において新たな経営体制を内定させたことを明らかにした。新体制では現社長兼COOの小口久雄氏が代表権のある副社長に就き、社長には現会長兼CEOの里見治氏が就任する。これにより里見氏は、セガの代表取締役社長CEO兼COOとなる。
　

▲6月19日からセガの社長CEO兼COOに就任することが決まった里見氏(撮影：2005年8月31日)。

　
　今回発表された新体制は｢セガサミーグループが持続的成長を遂げるためには、セガの収益基盤を確固たるものにすることにより、サミーの遊技機事業に続く収益の柱とすることが極めて重要｣としたうえで、｢(セガサミー)グループ発足後3年が経過したタイミングにおいて、セガの事業構造の改革と収益体質の抜本的強化に総力を挙げて取り組むため｣に決定したという。また、新体制を敷き、家庭用ゲーム事業の収益体質の強化やアミューズメント施設事業の抜本的見直し、海外アミューズメント事業における対応方針の明確化といった重要課題の解決によりいっそう注力するということだ。里見新社長CEO兼COOと小口新副社長はそれぞれ以下のようなコメントを出している。
　
　｢セガサミーグループのトップとして、セガにおいて株主の皆様にご満足いただける成果を示せずにいることを重く受け止めております。新しい経営体制は、セガの経営改革の全責任を負うという、私自身の不退転の決意を表すものです。開発面で卓越した実績を持つ小口氏と力を合わせ、株主を始めとするステークホルダーの皆様の期待にお応えしてまいります｣(里見)
　
　｢セガならびにセガサミーグループの将来にわたる成長の実現に向け、里見氏を全力でサポートする所存です。セガの生命線はコンテンツの開発力、創造力であり、これを最大限に発揮することによって、お客様に”夢と感動溢れるエンタテインメント”をご提供するべく努めてまいります｣(小口)
　
　なお、新たな経営体制は2007年6月19日からスタートする。セガがどのような形で生まれ変わるのか、今後の動向も注意深く見ていきたい。
　
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